§12. Rubik's Cube

 下の完成画像を見て、六面体の色合わせゲームに9色使って、何がルービックキューブだとお叱りを受けそうです。ただ、ここで実行しているように、一面を9に分割、着色した後、立方体に3D化した場合、現実のルービックキューブの色配置にはなりません。リアリティあるルービックキューブの色配置にするには、Rubik's Cubeの色配置になるように各面を別々に作成します。
 このチュートリアルは、gimp-tutorials.com の Rubik's cube を参照しています。

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     完成画像。
Step 1

 立方体に変形するためのオブジェクトを作成します。

    1/ 立方体に変形するのですから、正方形で新規画像を作成します。

    ファイル>新規画像

    サイズ=300×300px
    背景色=白

    2/ レイヤー名を変更します。

    レイヤー名=Checker

    3/ Checkerレイヤーに対して、市松模様を適用します。 フィルタ>下塗り>パターン>市松模様

    設定: サイズ=100


輪郭抽出後


階調の反転後
Step 2

 ルービックキューブのような面を持った立方体にするためにグリッドを作成します。

    1/ 市松模様から輪郭を抽出します(左図-上)。

    フィルター>輪郭抽出>輪郭

    設定:
    アルゴリズム=ソーベル
    量=2

    2/ グリッドの線を黒に、各面の色を白に変更するために、階調を反転します(左図-下)。

    色>階調を反転

Step 3

 分画された各面を着色します。

    1/ キューブと背景の境界線となる部分を作成するために、上下左右に2pxの余白を作成します。

    画像>キャンバスサイズの変更

    設定:
    高さ、幅=共に、304px
    中央ボタンをクリック

    [NOTE] 中央ボタンをクリックし忘れた場合は、移動ツールを選択した後、イメージウィンドウのタイトルバーをクリックします。次に、[→]キーを二回、[↓]キーを二回押します。これで画像が中心に移動します。

    2/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Black

    3/ Blackレイヤー全体を選択(ショートカット、 [Ctrl]+[A])し、黒で塗りつぶします。

    4/ Blackレイヤーを最下層に移動します。

    5/ Checkerレイヤーを選択し、塗りつぶしツールで各面を、様々な色で塗り潰します。


Step 4

 立方体に変換します。

    1/ Checkerレイヤーを、下のレイヤーと統合します。

    Checkerレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合。

    2/ 立方体に変換します。

    フィルタ>マップ>オブジェクトにマップ

    設定は左図参照してください。


ドロップシャドー適用時点


完成図
Step 5

 立方体の周囲にエッジを作成し、ドロップシャドーを適用。最後に、床面を作成します。

    1/ 立方体の、レイヤー名を変更します。場合によって、立方体は新規イメージとして表示されるかもしれません。

    レイヤー名=Cube

    2/ Cubeレイヤーの不透明部分から選択範囲を作成します。

    Cubeレイヤー右クリック>不透明部分を選択範囲に

    3/ 縁を作成するため、選択範囲を拡大します。

    選択>選択範囲を拡大

    設定:
      拡大量=1px

    4/ 新規レイヤーを作成します。レイヤー名:Edge

    5/ Edgeレイヤー上で、選択範囲を黒で塗りつぶします。

    6/ Edgeレイヤーを最下層に移動します。

    7/ Edgeレイヤーにドロップシャドーを適用します。

    フィルター>照明と投影>ドロップシャドウ

    設定:
    オフセットX/Y=共に 0
    ぼかし半径:8
    色=黒

    8/ 新規レイヤーを背景=透明で作成。

    レイヤー名=Floor

    最下層に移動させた後、ブレンドツールで適当なグラデーションを作成します。

    完成です。

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO